2019-03-01
患者様の目線から保険の入れ歯と自費の入れ歯の違いを知りたいと意見が多いのです。まずは治療費が気になるものです。
やはり、当院でも保険の入れ歯に比べて、高額になると思われます。
治療費の差の理由としては、素材の違いです。例えば保険では、レジンといって人工樹脂のみを使用します。
自費では、たくさんの種類があるので、御予算に応じて自由に素材が選択できます。
つまり、保険の総入れ歯は、基本的に人工歯から、歯ぐきの部分まで全て人工樹脂(プラスチック)になります。
自費になると、金属を有効に利用でき、薄く作ったり人工歯もセラミック(陶材)を使用して、天然歯と色味が変わらなく作れます。
また、素材ばかりでなく、入れ歯を作る際の行程や時間も異なります。
一般的には、保険では、型とり→噛み合わせ→試着→装着→入れ歯の調整になります。
保険では、治療行程が歯科医院全て同じようなやり方です。型取りもあまり精密ではありません。
自費では、綿密に型取りをしていき、噛み合わせの確認もしっかり対応します。
実際には、治療期間はかかりますが、ぴったりと安定して噛み合わせがよい入れ歯ができます。
当院にご来院する患者様は、このようなフィット感を求めて自費の入れ歯を希望する患者様が後をたちません。
保険の入れ歯は、人として「最低限の回復」で物を噛めるようにしていくのが目的ですので、自費の入れ歯にあるような、ピッタリくる入れ歯が作れるかはわかりません。
自費の入れ歯は、審美的な見た目やフィット感などオリジナルな治療行程を経て作製していきますから、治療費の違いが出てくるのです。