2010-12-11
入れ歯に不具合があると、食事ができない、話もしたくない、はめていられない、 などQOL(生活の質)が下がってしまいますよね。
痛い入れ歯の原因をいくつか挙げてみたいと思います。
1.バネや金具が変形してしまっている。
2.入れ歯の歯がすりへってしまっている。
3.入れ歯のピンクの部分と粘膜との合い具合が悪くなっている。
4.かみ合わせのバランスが悪い。
5.入れ歯の形が必要な条件を満たしていない。
6.入れ歯のはまる肉がフニャフニャしていて固くない。
7.入れ歯のはまる部分のあごの骨の形が良好でない。
1~3は、新しく入れ歯を作り直せば改善できるもの 4~7は、患者さんのお口の中の条件による難しさと歯医者の技術的な問題を抱えています。
入れ歯は作ってすぐ「ピッタリで何も調整が必要無い」というケースばかりではありません。
そして、長年使用するとどうしても不具合が出ます。
調子が悪いときは我慢をせずに、歯科にかかりましょう。
合わないからと言って、はめずにいると他のところが悪くなったり、 次に入れ歯を作る時にお口の中の条件がさらに悪くなっていることがあります。
きちんと条件を満たし、調整ができた入れ歯なら、 市販の義歯安定剤など使用しなくても十分咬めるはずなのです。
そのためには、患者さんから歯科医師に具合の悪さを何回でもお伝えいただきたいと思います。