2016-04-15
今日もインプラントの話をします。
インプラントと聞いて、どのようなイメージをお持ちですか?
「インプラントの手術事故が怖い」
とよく言われます。
インプラントは、確かに手術です。
実をいうと歯を抜くことも手術です。
テレビ番組の特集で、インプラントのトラブルがクローズアップされたので、
今まで以上にインプラント事故について関心を持たれています。
100%大丈夫だと言える手術はありません。
ドラマの中では「私、失敗しないので。」という医者がいましたが、実際にそんなこと言われても怪しいですよね。
もちろん手術事故はあってはならないことですが、報道の情報だけがどんどん膨らんで
「インプラントは危険」といった偏った考えになると選択肢が狭くなってしまいます。
実際は、日本国内の80万人以上がインプラント治療で無事に手術をし、
歯があった頃と変わらず噛まる喜びを感じながら快適に過ごされています。
入れ歯のご相談でカウンセリングにお越しの患者様の中には、ご希望を突き詰めると、
入れ歯では対応が難しいと判断されることがあります。
例えば、入れ歯を入れると吐き気を起こして慣れない。
歯の本数が少なく、最小限の大きさの入れ歯でも違和感があり耐えられない。
噛み心地を最優先したい。
取り外すのが嫌。
噛む力が強すぎるために骨が大きく張り出し、入れ歯を入れることが困難。
など様々な理由があります。
入れ歯の材質を金属にして、薄く、できるだけ違和感なくお作りすることは可能ですが、
入れ歯は入れ歯、最低限どうしても必要な骨組みがあります。